Trend Vision Oneのユーザアカウントについてまとめてみた
こんにちは、シマです。
皆さんはTrend Vision Oneを使っていますか?Trend Vision Oneでは、Cloud Oneと同様に「メールアドレス・パスワード」を利用したログイン方法が採用されています。
今回は、ユーザアカウントに関するCloud Oneからの変更点についてまとめていきます。
従来のCloud Oneユーザアカウント
Cloud Oneでは、ログインに利用するユーザアカウントとCloud Oneアカウントで構成されており、ユーザに対して複数のCloud One アカウントを関連付けする事ができるようになっています。詳細につきましては、以下の記事を参照ください。
Vision Oneのユーザアカウント
基本的な考え方はCloud Oneと同じで、ユーザに対して複数のビジネスというVision Oneの環境単位を関連付けすることができます。これにより、1つのユーザでビジネスを切り替えて複数の環境監視が可能になります。
更に、Vision Oneでは、プライマリユーザアカウントという概念が追加されています。これは1つのビジネスに1つだけ作成されるユーザアカウントで、ビジネス作成時に一意のユーザを使用する必要があります。
プライマリユーザアカウントはMaster Administratorのロールを持ちます。プライマリユーザアカウントのメールアドレスや権限の編集や削除を行うことはできません。
(※2024/7/3 追記) その後のアップデートでプライマリユーザアカウントを他ユーザへ移すことができるようになりました。
現時点(2024/1/18)では、上図の状態からユーザCをプライマリユーザアカウントとしたビジネス3を作成しようとした場合にも一意ではないとしてエラーが表示されてしまいますのでご注意ください。
ビジネスの切り替え
実際の画面でビジネスの切り替えがどのようなものかを確認してみました。
Trend Vision Oneコンソールの右上にあるビジネス名をクリックし、「ビジネスを切り替え」をクリックします。
表示される一覧から切り替え先ビジネス名を選択し、「切り替え」ボタンを押下します。
簡単にビジネスを切り替えることができました。
最後に
今回はTrend Vision Oneのユーザアカウントについてまとめてみました。プライマリユーザアカウントについて、現時点では少し制約事項が多い印象なので、今後のアップデートでもう少し緩くなってくれることに期待です。
本記事がどなたかのお役に立てれば幸いです。